電力会社では、高電圧送電線の故障区間を特定する「故障検知システム」にオーブコム衛星通信サービスが多数利用されています。落雷などにより送電システムが故障した場合、鉄塔に設置した故障検知機器で測定、そのデータをオーブコム衛星通信システム経由担当支店のパソコンに送信しています。パソコンに設定されたソフトで故障区間を表示、迅速な復旧作業に役立てています。高圧鉄塔は山岳部などを通っていることが多く、従来の通信インフラでは通信ができない場所が多くありましたが、オーブコム衛星通信を利用することでエリアを気にせず設置が可能となり、短時間での故障箇所の特定及び復旧が可能となりました。
現在、大手電力会社様のうち7社でオーブコム衛星通信を利用した故障検知システム・断線検知システムをご利用いただいております。 |